「呆然とする」は、驚きの後に訪れる、思考が追いつかない空白の時間です。
周りの音が、一瞬だけ遠のいた気がした。
聴覚の遠のきという知覚の変化に、呆然とした状態を託す。
自分の名前を呼ばれても、しばらく気づけなかった。
聴覚情報への反応の遅れを描き、思考が追いつかない様子を伝える。
「え」——それ以上、言葉が出てこなかった。
短い一言だけを残し、続く言葉の不在で呆然とした状態を表す。
頭の中が、真っ白なページになった。
思考停止を「白紙」という像に重ねる。
戻ってこない、焦点の合わない目。
視線が定まらない様子を体言止めで切り取り、放心状態を描く。